宇宙科学講演会 2026-惑星探査、その瞬間に立ち会う-
― はやぶさ2♯・Hera・みお・MMXの挑戦 ―
主催:JAXA 宇宙科学研究所
開催日:2026年5月5日(火・祝)
場所:ほねごり杜のホールはしもと(神奈川県)
担当領域:照明・空間演出
『“宇宙を学ぶ”から、“宇宙の中へ入り込む”講演体験へ』
本公演では、「科学を説明する講演会」ではなく、観客自身が宇宙空間の中へ入り込んだように感じられる“没入型宇宙体験”をテーマに、照明・空間演出を担当しました。
JAXAによる惑星探査という壮大な挑戦を、ただ言葉や映像で伝えるのではなく、空間そのものを使って感覚的に体験できる場をつくること。
無数の星が広がるような光の演出、静寂を感じさせるブルーライティング、漂うローフォグ、そして客席天井まで広がる宇宙空間。
視覚・空気感・距離感のすべてを設計することで、観客が「講演を聞く」のではなく、“宇宙探査の瞬間に立ち会う”感覚を目指しました。
『会場全体を宇宙空間へ変える空間設計』
本公演では、ステージのみを演出するのではなく、客席・天井を含めたホール全体を“宇宙空間”として設計しました。
星空カーテンだけでなく、客席上部への光の投影や空間全体を包み込むブルー照明を用いることで、観客自身が宇宙の中に存在しているような没入感を演出しています。

『満天の星空を思わせる光の演出』
ステージ背面には大規模な星空演出を構築。
無数の点光源をランダムに配置することで、人工的な規則性を排除し、“本物の宇宙”を感じさせる自然な広がりを表現しました。また、楽曲や進行に合わせて光の印象を変化させることで、静かな宇宙の神秘性から、人類の挑戦を感じる壮大さまで、多層的な宇宙表現を目指しました。

『ローフォグによる“宇宙の層”の演出』
ステージ全面にはローフォグを使用し、雲海のような空間を形成。
単なるスモーク演出ではなく、宇宙空間に浮かぶような浮遊感や、未知の惑星表面を思わせる空気感を生み出しています。登壇者がその中を歩くことで、観客からは“宇宙空間で語っている”ように見える演出設計を行いました。

『科学とエンターテイメントをつなぐ演出設計』
本公演では、学術講演でありながら、エンターテイメントとしての感情体験も重視しました。
過度に派手な演出ではなく、“静けさ”や“余白”を大切にすることで、宇宙特有の孤独感や神秘性を空間全体で表現。
科学技術への理解だけでなく、「人類が未知へ挑戦するロマン」を感覚的に届けることを目指しました。

宇宙には、人の想像力や感情を大きく動かす力があります。
そしてその感動は、ただ知識として知るだけではなく、“どんな空間で体験するか”によって、さらに深く心へ残るものになると私たちは考えています。
今回の宇宙科学講演会では、光・空気・静寂・距離感、そのすべてを一体として設計することで、観客が宇宙の中へ入り込むような体験を目指しました。
人類が未知へ挑戦し続ける理由。
遥か遠い惑星へ想いを馳せるロマン。
その瞬間に、少しでも心を震わせることができていたなら、これ以上嬉しいことはありません。
主催: JAXA宇宙科学研究所
関連リンク:https://www.isas.jaxa.jp/outreach/events/004207.html






